CentOS6標準のソフトがあまりにも古すぎるのでいろいろ検索したり試行錯誤したりして適当なサードパーティリポジトリをいれるという手段を選んだのだが、案の定依存するパッケージなどが喰違ってインストールできないケースがでてしまった。容易に予想されることではあるけれども。
今日調べたところ http://wiki.centos.org/AdditionalResources/Repositories によれば、適当な野良リポジトリは不整合を招くのでよくないとある。標準パッケージが古くてこまるというときは Software Collections (SCLリポジトリ) を使え、とある。
なんだ、そういうのがあるんなら早く言ってくれよ。なんでみんな黙ってるんだ?って思ったのだが、使えるようになたのが去年の終わりごろのようで、まだあまり広まっていない (ブログなどに書く人がいない) からのもよう。しゃーない。
それでも CentOS + SCL で検索するとそれなりに引っかかる。CentOS だと埋もれてしまうんだな。
さっそくやってみる。SCL で入れたパッケージは他の標準パッケージなどを壊さないように独自のディレクトリ構成の中にインストールされるので、インストールするだけなら既存の環境を壊すことがなくて安心だ。実行がちょっとめんどくさいが。
前準備
$ yum install centos-release-SCL
Apache24のインストール
SCL のページから CentOS 6 に対応する rhscl-httpd24-epel-6-x86_64.noarch.rpm をダウンロードしてくる。
$ yum install rhscl-httpd24-epel-6-x86_64.noarch.rpm
$ yum install httpd24
$ yum install httpd24-mod_ssl
設定ファイルはに置かれる。
/opt/rh/httpd24/root/etc/httpd/conf/httpd.conf
'apachectl configtest' コマンドの実行は以下のように行う。'httpd24' はパッケージグループの名前。
$ scl enable httpd24 'apachectl configtest'
サービスとして実行するときはもう少し簡単。'httpd24-' がプレフィクスにつく。
$ service httpd24-httpd start
PHP56のインストール
SCL のページから CentOS 6 に対応する rhscl-rh-php56-epel-6-x86_64.noarch.rpm をダウンロードしてくる。
$ yum install rhscl-rh-php56-epel-6-x86_64.noarch.rpm
$ yum install rh-php56
$ yum install rh-php56-php
$ yum install rh-php56-php-intl
$ yum install rh-php56-php-mysqlnd
$ yum install rh-php56-php-mbstring
MediaWiki で必要な APCはPHP56moreの方に入っていた。こちらも同様に remi-php56more-epel-6-x86_64.noarch.rpm をダウンロード。
$ yum install remi-php56more-epel-6-x86_64.noarch.rpm
$ yum install more-php56-php-pecl-apcu
プレフィクスが 'more-' なのに注意。
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